◆トラブル◆



旅にはトラブルがつきもんだ。しばらくたって、笑えるような問題であれば、むしろいい思い出にもなるんだが、致命的なトラブルもある。みんさんも用心が肝要だ。
ここでは、僕が実際に直面した失敗談を紹介することにする。





●失敗談<T>

フィリピンに入国するには、パスポートの有効残存期間が「滞在日数+6ヵ月」必要だ。21日以内の観光目的の滞在なら、ビザはいらない。
ところが、このパスポートの有効残存期間について、僕のアクセスしたどのホームページでも何も紹介されていなかった。僕のパスポートの有効期間は4ヵ月程あり、これなら大丈夫だと出発の1週間前まで安心していた。何気なく立ち寄った本屋さんにあったフィリピンのガイドブックを手にした時は、あともう1週間でボラカイ島に行けると、最高の気分だった。しかし、立ち読みしてこのパスポートの条件を発見した時は、瞬間、目の前が真っ白になった。旅行代理店やフィリピン観光省のオフィスにまで電話して確認してみたが、パスポートの有効残存期間の6ヵ月は絶対条件だとの回答だ。マニラまで行って、ごり押ししてやろうかとも思ったが、ここはクールになり、予定を1ヵ月延ばすことにした。「ちきしょう!!」
ただ、怪我の功名ということでもないが、おかげでニギニギの滞在費がハイシーズン料金からローシーズン料金になり、少し得をしてしまった。転んでもタダでは起きないのが、貧乏放浪人の神髄だ。

●失敗談<U>

マニラのタクシー料金のシステムがわからない。
過去、タクシー料金のトラブルが多発したため、今では、空港からのタクシー利用に関してはチケット制になっている。チケット・カウンターに行き、目的場所を告げて、あらかじめ料金を支払うようになっている。ニギニギからのEメールで教えてもらっていたのは、空港からベイビューパークホテル(僕が利用したホテル)まで400ペソだったが、結局買ったチケットは600ペソだった。少し高いなと思ったが、夜も10時を過ぎていたので、そのまま利用した。
ところが、ホテルにチェックインする時に翌日のタクシーの予約をしたら、料金が何と235ペソと言われた。国際線空港よりも翌日利用する国内線空港の方が少し近いんだが、この料金の違いには納得できない。いまだにマニラのタクシー料金のシステムは、非常にあいまいで、海外からの旅行者は、割高の料金を支払わされるようだ。
それに注意しないといけないのは、業務ライセンスをもっていない俗に言う白タクだ。思い切りボラレてしまう可能性もある。日本に帰る最後の日になって分かったんだが、僕が3回も利用したタクシーもこの白タクだった。ただ、何回も利用したのでこの白タクの運転手と意気投合し、結構便宜をはかってもらったので、チップのつもりで料金をかなり上乗せして気持ちよく支払った。運転中、養わないといけない家族のことや業務ライセンスの取得費を貯めている話なんかを聞かされると、つい財布のひもがゆるんでしまう。問題があるといけないのでこの運転手の名前は書かないが、信頼できるいい人だった。しかし、原則論として、白タクには要注意だ!
ただし、僕の出会ったような良心的な白タクなら、マニラ半日ツアーや1日ツアーをお願いすると、むしろ割安の観光ができるかもしれない。トラブルになるか、旅行上手に振る舞えるかは、すべて旅行者自身の目と経験次第だ。

●失敗談<V>

チップはいくら渡せばいいの?
日本ではチップの習慣がないので、この問題は結構深刻だ。ハネムーンやフルムーンで、ダンナさんがカッコよくホテルのボーイにチップを渡す姿を奥さんが見て、惚れ直すこともあると思うが、実際はこの逆で、ダンナさんがアタフタしてしまって、頼りのなさを露呈してしまうのが落ちのようだ。成田離婚の原因はこんなところにもあるのかもしれない。 そこで、海外に行く時は米国1ドル札を何枚か持っていこう。どの国のホテルでも1ドル札はチップで使えるはずだ。むしろ喜ばれるかもしれない。僕も今回、マニラ空港でペソに両替えしたんだが、ホテルのボーイに渡す小銭がなくて、チップに困った。そこで、1ドル札を渡したら、かなり喜んでもらえた。
しかし、失敗談はマニラではなくカティクラン空港での出来事だ。空港に着いた後、現地の人が僕のバッグをトライスィクルまで運んでくれた。てっきりニギニギのスタッフだと思っていたらそうではなく、チップを渡さなくてはならなくなった。2ペソで充分なところんなんだが、小銭がない。しかたがないので20ペソ紙幣を渡した。瞬間、その現地の人の顔がほころんでいくのが見て取れた。そばにいたニギニギのスタッフは、あきれた顔をしていた。とんだお上りさんになってしまった。転んでもタダでは起きない貧乏放浪人も、ずっこけることはある。ただ、1ペソが5円(両替えレートは5円未満)なので、20ペソといっても100円にもならないんだが、現地の人にとって、1回の荷物運びのためのチップには多過ぎる。
一般的なチップの相場(フィリピン)はあるが、基本的には自分が受けたサービスへの満足度によって、額を決めるべきだ。
  • 空港・ホテルのポーター:10ペソ/荷物1個
  • レストラン:10〜15%
  • タクシー代:10〜15%






◆役立つグッズ&情報◆



ボラカイ島に持っていくと便利なものと一般情報を紹介しよう。





●便利グッズ
  • 蚊取り線香(携帯ケース付のもの)
  • 虫除けスプレー
  • 消毒液(虫刺されのかゆみ止めにもなるもの)
  • バンドエイド
  • 正露丸(水あたり・食あたりに効くもの&予防)
  • 日焼け止めオイル
  • シャンプー、せっけん(自分の体質に合ったもの)
  • カロリーメイト(いざという時の非常食/食あたり時にも助かる)
  • 懐中電灯(防水タイプのもの)
  • 雨具
  • イエロー・エンジェル(防水カメラ/ミノルタ製)
  • シュードライ(素足で履くサラッとしたスニーカーが気持ちいい)
  • その他、南の島での生活を頭の中でシミュレーションすると、自分の必要なグッズが浮かんでくるはずだ。
●一般情報
  • 時差:日本より1時間遅い。(日本が午前9時なら、フィリピンは午前8時)
  • ビザ:21日以内の観光目的の滞在なら不要。ただし、パスポートの有効残存期間が「滞在日数+6ヵ月」必要。
  • 言葉:タガログ語、英語
  • 通貨:ペソ(1ペソ=4〜5円:1997年)
  • 電気:200V、60Hz
  • ラジオ局:FMラジオ・ボラカイ(97.3MHz)
  • 飲み水:ミネラルウォーターを飲むべし。






◆会計報告◆



今回のリゾート・ツアーで使った全費用を紹介しよう。





●交通費
  • 関西空港〜マニラ:US$ 0(マイレッジチケット/無料券使用)
  • マニラ空港〜カティクラン空港:US$ 160
  • カティクラン空港〜ニギニギ(トライスィクル、ボート):US$ 20
  • マニラ国際空港〜ベイビュー・パーク・ホテル(タクシー):P 1200(US$ 50)
  • マニラ国内空港〜ベイビュー・パーク・ホテル(タクシー):P 600(US$ 25)
*マニラ国際空港とマニラ国内空港は近くにあるが、マニラ国際空港を利用したのは、夜間・早朝だったので、タクシー代のチップをはずんだ。
*関西空港〜マニラの格安航空券は、往復\40,000〜\60,000で手に入るようだ。

●宿泊費
  • ニギニギ:US$ 150(4泊/4朝食付)
  • ベイビュー・パーク・ホテル:US$ 130(2泊)
●食費
  • 全食:P 1200(US$ 50)
●ダイビング
  • 5ダイブ:US$ 136
●その他
  • チップ、おみやげ、副食費等:US$ 85
  • クラウン・ロイヤル(ウイスキー):\ 1800

総合計費用:US$ 806 + \ 1800(\ 98,500-)
これだけ楽しんで、10万円も使わなかったとは、我ながら驚きだ!


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