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ボラカイ島は、ダイビングが初めての人&初心者から上級者までが充分に楽しむことのできるダイバー天国だ。この小さな島に20件ちかくもダイビング・ショップがあることが、いかにボラカイ島がダイビングのメッカであることを物語っている。それに隣の島のダイブ・サイトを入れると、20ヶ所を超えるすばらしいポイントがあり、変化に富んだダイビングを満喫することができる。 僕は、3日間に5ダイブをエンジョイした。どのツアーも印象にのこるすばらしいダイビング・スポットだったが、もっとも印象に残ったのはヤパック(Yapak)だ。ヤパックは上級向けのポイントだが、ダイビングをするためにボラカイ島を訪れた人には、ぜひトライしてほしいダイブ・サイトだ。 |
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<第1日目> ボラカイ島のニギニギにチェックインし、少し遅いランチを済ませてから、これからの計画を決めることにした。今回はマリンスポーツを楽しみにやって来たわけだが、手元には大した情報はなかったので、まずはツーリスト・センターに行くことにした。ホワイト・サンド・ビーチ沿いの小道を北に向かって歩くと、すぐにツーリスト・センターを見つけることができたが、そこにはパンフレットもなければ、何の案内掲示もなかった。唯一得られた情報は、どのダイブ・ショップのツアーも同一料金に設定されているということだけだった。どこまで信頼できるかは分からないが、どのダイブ・ショップでも、はでな価格表示はしていなかったので、おそらくショップによる価格差はあまりないように思われた。 そこで、4,5件のダイブ・ショップを見て回り、この「Calypso Diving School」のツアーに参加することにした。ご覧のように器材が整然と整理されているし、点検も行き届いていそうに見えたからだ。何といっても命がかかっているわけだから、こちらも慎重になる。それに、「PADI 5 STAR」認定のスクールなので、ツアーのガイド(インストラクター)も経験豊富で優秀なはずだ。実際にツアーに参加してみて、僕の期待は裏切られなかった。この「Calypso Diving School」は、自信をもってお奨めできる。 いきなり今日のナイト・ダイブ・ツアーに参加することも可能だが、第1日目はビーチでのんびりしたり、ニギニギ周辺を探索することにした。 |
![]() *Calypso Diving School* PADI 5 STAR INSTRACTOR DEVELOPMENT CENTER Boracay Island Malya, Aklan Philippines 5608 TEL:(63-36)288-3206 FAX:(63-2)922-9750 or (63-36)288-3478(direct) Rene Buob氏がオーナーだ |
![]() カリプソの受付けを担当している"NIKKI" 彼女はインストラクターではないが、いろいろと親切に相談にのってくれる。それに、彼女の手に負えない内容になると、インストラクターを呼んで対応してくれるので、どのツアーに参加するか迷った時には、本当に助けられた。 <料金> 1ダイブ:US$26 BCD、レギュレータ、マスク、フィン、ウェットスーツ、ウェイト、タンクのレンタル料を含む。 近視の人は、度付マスクを持参したほうがいい。 6ダイブ以上だとディスカウントあり。 *ライセンスカードを持参するのをお忘れなく! ツアーの予約をすると、ライセンスカードは預けたままになり、料金は最後に精算して支払うシステムになっている。 |
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<ダイビング・サイト> ボラカイ島の周辺には、素晴らしいダイブ・スポットがいっぱいだ。なかでも絶対のお奨めはヤパックだ。 少し余談になるが、マニラからボラカイ島に来た時の僕のルートを簡単に紹介しておこう。 カティクランの飛行場に着き、そこから陸路はトライサイクル、海はボートで移動した。アクセスの詳細は、「アクセス」のページを参考にしてほしい。 |
<第2日目>
10分程すると他の参加者もやって来て、僕と同様に試着したり、ガイドと談笑したりしていた。10時頃、今日の参加者がみんなそろったので、ガイドのYoon, Jung Eunさん(韓国の女性)が、今日のダイブ、フライデーズ・ロックのブリーフィングを始めた。ホワイトボードを使ってビジュアルに説明してくれるので、頭の中でシミュレーションができ、久しぶりのダイビングでも安心感がもてた。 |
![]() カリプソの前のビーチから、アウトリガー(両舷に丸太材を取り付け安定化させたボート)に乗り、15分程行ったところが、フライデーズ・ロックだ。途中タンクのセッティング以外何もすることがないので、ボートの上でいろりろな話が始まる。写真の中央とグリーンのウェットスーツの女の子がイギリスからの旅行者で、カティクランの飛行場からニギニギまでずっといっしょだった。グリーンのウェットスーツの女の子の前に頭だけが見えているのが、今回のガイド、Yoon, Jung Eunさんだ。 |
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●フライデーズ・ロック(Friday's Rock) ボラカイ島のダイビングで一番ポピュラーで、唯一の"Fish-feeding"(餌付け)ができるサイトが、このフライデーズ・ロックだ。水深8mくらいの所からソフト・コーラルが広がり、深い所でも18mだ。餌付けのポイントは、水深12mの平らな砂地で、ガイドのYoonがナイロン袋に入れて持って来たパンを取り出し、他のダイバーにわたすと、スズメダイ、チョウチョウウオ、ベラといった色とりどりの何百という小魚に取り囲まれてしまった。手に持ったパンのかけらを小魚がツンツンと突つく感じは、ちょうど釣りをしている時の魚のアタリそのものだ。後はその時の運次第だが、エイ、ガルーパ、サージョンフィッシュ(ハギの仲間)、ウツボなどにも出会える。 オープン・ウォーター・ダイバーから上級者まで楽しめるサイトだ。 |
![]() Photo by Calypso |
![]() Photo by Calypso(Claus Kimmig) |
<ナイトダイブ> フライデーズ・ロックに着いた時は、まだ日が完全に沈んでいなかったので、暗くなるまで15分程ボートの上で待った。だって、ナイトダイブなんだからしかたがない(笑い)。そして、あたりがすっかり暗くなったので、ボートからシッティングバックロールでエントリーした。アンカーロープを伝って、ガイドのエリック(Erich Gabriel/スイス人)の後に続く。今回のツアー参加者は、僕をいれて3人だ。昼間のダイビングと違い、周りが真っ暗なので、左手に持った強力なサーチライトをあてた所しか何も見えない。これがまた夜の海をさらに神秘にする。日没後、間がなかったせいか、居眠りをしている魚にはあまり出会わなかったが、サーチライトを遠くに向けると、さっとかなりの魚影が動いて暗闇に逃げ込むのがわかる。もし暗視カメラでもあれば、すばらしい光景が広がっているのが見えるのかもしれない。 このツアーでは、フライデーズ・ロックの周りを一周した。 運がよければ、写真のようなシーンにも出くわせる。 |
<第3日目>
別にワニが棲んでいるからクロコダイル島というのではない。この島を見ればすぐに分かるんだが、島の形が、クロコダイルそっくりだ。このポイントは、ゆるいスロープをウォールのある所まで潜っていくリーフダイブで、深い所は約20mある。ボートがアンカーを降ろしたのが、水深5mの浅瀬で、シュノーケリングのスポットにもなっている。 ここのハイライトは、ベラの仲間がたくさんいる小さな洞穴だが、群れをなして泳ぐサージョンフィッシュやブラックフィッシュを見ることもできる。 ウォール沿いは、流れが強い所もあるが、オープン・ウォーター・ダイバーから上級者まで楽しめる。 |
![]() ガイドのリンダ(イギリス人) 去年まで3年間、大阪の茨木市の高校で英語の先生をしていたので、彼女の顔を見て懐かしい人もいるんじゃないだろうか。リンダの弟さんも日本(八代市?)で英語の先生をしているそうだ。ちなみに、このツアーの間、時々彼女の口から関西弁が飛び出すので、楽しさ倍増だった。 |
![]() イエロー・エンジェル (VECTIS GX-4) ミノルタ にて撮影 クロコダイル島はシュノーケリングのスポットにもなっているので、ダイビングが終わった後、素潜りに挑戦した。ボートの近くにちょうど他のパーティのダイバーがいたので、写したのがこの写真だ。撮影に使ったイエロー・エンジェルは5m防水のタフなカメラで、マリンスポーツに最適のスグレモノだ。 ダイビングツアーに参加していたみんな(イギリス、スイス、フランス、ドイツ、カナダ人)にも好評で、「5m防水なのにコンパクトでキュートだ」と口を揃えて言っていた。ドイツから来ている中年のサイエンティストは、「ドイツに帰ったら、カメラ・ショップに買いに行きたい」と言っていた。自分が誉められたわけではないが、メイド・イン・ジャパンがこんなに国際的に評価されるのは、やっぱりうれしい。 |
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●ドッグ・リーフ(Dog Reef) ダイビング・サイトの地図の範囲から少しはずれているが、パナイ島の西岸にあるポイントだ。ボラカイ島のカリプソからボートで40分くらいかかったと思う。海底に屏風のように広がる30mのウォールには、大小の洞穴があり、運がよければめずらしい魚にお目にかかれる。オープン・ウォーター・ダイバーから上級者まで楽しめるポイント。 |
<第4日目>
ワールドクラスのダイビングがボラカイ島でも楽しめる。それが、この最もお奨めしたいサイト、ヤパックだ。水深70mの淵沿いにある水深35mにある棚まで一気に潜り、この棚を淵沿いに移動する。ちょうど棚が劇場の観客席で淵がステージのようになっている。そして、このステージを乱舞するようにいろいろな種類の魚が泳ぎ回っている。特に大きなマグロが群れをなして回遊する姿には圧倒されるものがあるが、何と言っても圧巻は、そのマグロの群れを追うようにして現れるサメだ。透明度は良くても水深が35mになると薄暗い。淵の上の遠い暗闇から白い影がにじみ出し、それがだんだんとはっきりした美しい流線形になる。流れが速いので、棚にある岩にしがみつきながら、しばしこの主役の登場に見とれていた。すると、背後に何ものかの気配があり振り向くと、何と数十匹のバラクーダの群れが悠々と通り過ぎて行くではないか。小さくてきれいなコーラルフィッシュを観察するのも楽しいが、やはりダイビングの醍醐味は、大型魚との出会いだ。ボラカイ島に行ったら、ぜひこのヤパックにトライしてもらいたい。 水深も深く、流れも速いので上級者向きのポイント。 |
![]() ガイドのエリック (Erich Gabriel/スイス人) スイスはアルプスの国で、ダイビングとは縁遠い気がするが、実はそうではない。湖のダイビングはあまりおもしろくないらしいが、川の流れの溜まり場や淵は透明度抜群で、素晴らしいダイビングができるらしい。機会があれば、ぜひ試してみたいものだ。 |
ヤパックに出かける前のエリックのブリーフィングは、ことの他慎重で長かった。水深が35mの棚まで一気に潜るのと流れが速いため、危険度の高いダイブだからだ。 流れが速いのと酸素の消費を押さえるため、ワン・ツー・スリーのエリックの号令で全員がいっしょにエントリーする。そのまま水深5mの所まで潜り、体調、器具の正常を確認し、さらに一気に35mの棚まで潜る。いつものダイブのように、アンカーロープをたよりに一人一人が潜っていくようなのんびりとしたことはできない。 |
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●Bat Caves 深さ7m程の浅瀬に洞くつがあり、ロブスターやカニを見ることができるし、場合によってはライオン・フィッシュや海ヘビにもお目にかかれる。さらに狭いトンネルを進むと何百匹というコウモリ(Fruit bats)が生息している洞穴にたどり着く。洞くつの中は暗いので、経験豊富なガイドの案内とサーチ・ライトが必要だ。 ●Laurel Island ここは、水深7〜20mにある谷間を泳ぐリーフ・ダイブだ。大きな海綿や"Gorgonia fan corals"の森につつまれた谷間を進むことになる。島の先端にある長さ7m程のトンネルは、黄色やオレンジ色のきれいなポリプの壁になっているので、写真撮影には、もってこいの場所だ。 ローレル島とクロコダイル島の間では流れの強いこともあるが、オープン・ウォーター・ダイバーから上級者まで楽しめるサイトだ。 |
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