日本1周レポート(第12回)ー2
本日までのパドリング日数・・18日
距離
・・491.5Km

 日本1周レポート第12弾(2/3)です。

10/20(日)市後浜〜奥志摩海浜休暇村のそばの海岸(18.5km)
09:50市後浜発。
12:00深谷水道の近く。
15:00奥志摩海浜休暇村のそばの海岸
(英虞湾口まで3kmぐらい)
 5時に起きるも、寒いので、朝飯を食ってまた寝る。9時ごろ、太陽があたってあったくなったので起きる。
 出発直後は穏やかだった風も大王崎を回る頃から北西の風が強くなる。岸によってもこのあたりは陸に高い山がないので、風よけになってくれない。風の強さは変わらないどころかどんどん強くなる。
 10m/s以上の斜め向かい風となる。でも陸風なので、波は1mぐらいしかないのでひっくり返る心配はない。
 空荷に近い状態でこの風だとエスキモーは思いっきりラダーを使ってもバウに風を受けてすぐ向きを変えられてしまうのだが、今日は違う。荷物満載のエスキモーは、軽くラダーを切っているだけで、方向はびしっと安定してる。風にとられる素振りも見せない。パドルはワーナーのアークティックウィンド。向かい風でもアンフェザーのまま漕ぎ通せる。スピードはいつもの半分ぐらいしか出ないが、精神的にも体力的にも全然疲れない。荷物満載カヤック、バンザイ!
 日の高いうちに上陸。本日も無人海岸。
 夕方、ラジオ(東海ラジオ)の天気予報(17:15 海の天気予報)によれば、本日は強風注意報だったそうだ。納得。そしてこの風は高気圧の訪れ。明日は風も弱くなり、好天はしばらく続くという。
「これも普段の行ないよ。」などと今日もごきげん大酔っ払い。

10/21(月)奥志摩海浜休暇村のそばの海岸〜古和浦海岸(35.5km)
09:00奥志摩海浜休暇村のそばの海岸発
11:00田曽崎(五ヶ所湾の入り口)着
12:00田曽崎(五ヶ所湾の入り口)発
16:20古和浦海岸
 朝、快晴。風はまだ強いが、昨日ほどではない。逆風の中を漕ぎ始める。
 田曽崎で昼飯。チャーハンである。パック入り御飯と、チャーハンの元があれば、時間もかからず美味しくいただける。マル。
 田曽崎から先は静かなビーチがたくさんあるが、その中でも人が絶対これそうにない、古和浦岸を本日の泊まり場とする。地図を見る限り半径2km以内には林道はおろか登山道すらない。あるのは杣道ぐらいだろう。
 夜中になって漁船が帰ってしまうと、人工の明かりは、いけす?
の位置を示すための点滅するランプが遠くに1つだけ。灯台の光も街の明かりも一切見えない。
 聞こえる音といえば波の音と、ときどき鳥の鳴き声が聞こえるだけ。煌々と光る月に照らされてしっとりと光る海と山、そしてテントとカヤック。実に渋い雰囲気である。
 本州でこんなに静かなところがあるとは思わなかった。

10/22(火)お休み

 あんまりいい場所なんで、1日のんびりすることにする。食べたり昼寝したりウクレレ鳴らしたり散歩したり・・・・・
 ここは、砂浜の山側には池が2つあって、水鳥がいたりする。ホントにいいところだ。あとはきれいな湧水か川があれば完璧だ。今度来ることあったら捜してみよう。
 夕方暗くなって呑みながら空を見ていると特大の流星が走った。めっぽう明るい上に長い尾まで付いている。
 しばらくすると、背後(山側)でじゃりじゃりと浜を何者かが歩く音がする。振り向いて目を凝らしてみると大型犬ぐらいの大きさの動物の黒い影が池沿いを左から右に移動している。熊だとやなので、ラジオのボリュームを上げる。その後は、小犬サイズの動物がうろうろしたぐらいで、問題無し。何の動物だったかはわからずじまい。
 昼間散歩している時に鹿の糞を見たので、何か来るかもと思ってたらやっぱりきた。
 しかし、野性の大型動物が安心して(轢かれる心配無しに)山から降りてこれる海岸なんて、日本中でいったいどのくらい残っているんだろうかと考えながら、本日も酔眠。
 ちなみにこのように何だかわからない動物が現れそうな場所では、いつも大型の剣先鉈を手元に持ってます。熊だか野犬だかを相手に勝てないにしても少しは抵抗したいので・・・・。

第2部おしまい。


第12回目(2)の航程
この地図は停泊地を直線的に結んだものなので、必ずしも正しい航路とは一致しません。
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