トラウトフォーラム
1996年度総会 開催される
去る1月26日、山梨県河口湖畔ロイヤルホテルにおいて、第3回トラウト・フ
ォーラム総会が開催されました。河口湖周辺は2日前に降った雪があちらこちら
に残りとても寒い一日でしたが、参加した約60名余の会員は里見代表の報告や
来賓の講演に熱心に耳を傾けていました。当日参加できなかった会員のために、
当日の模様を簡単に報告させていただきます。
1、里見代表からの報告
今年度の報告
「トラウトの自然再生産の場回復に向け、環境問題を含めたよりよい釣り場づく
りを目指す。という活動基本方針を決定し、それに基づきアンケートを実施し
た」。
来年度以降の具体的目標として「アンケートの回答をふまえ「C&R区間の選定
と実現」に向けて力を注ぐ。また来年度以降も引き続きアンケートを実施する予定」。
2、アンケートの集計結果報告
昨年末に実施したアンケートの集計結果が代表部会委員藤井氏より報告されま
した。
<アンケート集計結果>
回答者数292名
内訳 会員235名 非会員57名
質問:1
あなたがよく行かれる釣り場の漁協の対応などに、良い「変化が
あった」逆に「FF・ルアーなどに差別的である」このようなことがあれば教え
て下さい。(漁業権のない河川については、釣り場の現状と置き換えてくださ
い)
(a)変化なし 181名 62.0%
(b)変化あり 65名 22.3%
(c)悪化した 40名 13.7%
不明 7名 2.4%
全体の傾向:釣り場の現状と思われる回答が多くあり、漁協の対応という意味
では正確なデータとなりにくいと思われます。
質問:2
あなたの考える「釣り場」を下記から選択できる場合はどれとし
ますか。また、当てはまらない場合は枠内へご記入ください。(選択数は任意で
す)
(a)大量放流(成魚) 28名 10.4%
(b)C&Rが徹底できる 184名 63%
(c)混雑しないFFオンリー(人数制限) 53名 18.2%
(d)河川環境の良い釣り場 220名 75.3%
(e)その他 47名 16.1%
全体の傾向:その他の回答として最も多かったのが、(a)から(d)の複合。また(
d)の河川環境については、幅広く様々な回答がありました。
質問:3
あなたの知る釣り場で[禁漁区・禁漁期間]が「確実に守られてい
る」反対に「守られていない」釣り場がありますか。(ハヤ釣りと称して実際に
はヤマメ・イワナが目的であるなど)
(a)守られている 67名 22.9%
(b)守られていない 146名 50.0%
(c)その他 78名 26.7%
全体の傾向:その他の回答の約8割が「禁漁期間中は釣り場に行かないので不
明」というものでした。守られていない理由として多かったのが、キャンパーや
川遊びの人達、釣りを始めたばかりの人達が「規則」の存在を知らない。という
ものでした。また地元の人達の違反も多く指摘され「漁業権行使規則」の不徹底
ではないかという意見もありました。
質問:4
C&R区間設定へ向けて推薦のできる河川があったら教えてくだ
さい。
回答あり 165名 56.5%
回答なし 129名 43.5%
C&R区間について:回答の中から、実現可能と思われる河川について順次調査
に着手します。今後途中経過については順次発表します。
3、事務局から現状と今後の方針についての報告
4、来賓講演

山梨県農務部農業経済課(山梨県の内水面担当課)
副主幹、桐生透氏より「山梨県の内水面の今後の展望」ということで、現状の遊漁制度を含めて非常に判りや
すい説明がありました。また、「現在の内水面は「釣り」がなければ成り立たな
い」というTFとしては非常に勇気づけられるお話しもありました。桐生氏は体
調が悪いのをおして出席下さいましたが、日頃、県の内水面担当課の方のお話し
を聞く機会が少ない釣り人にとっては、とても良い機会となりました。
また、河口湖漁業協同組合組合長の丸山錬氏からは、河口湖が「ゲームフィッ
シングのメッカ」となったいきさつの説明があり、「今後も全力を挙げて推進し
ていく」という釣り人にとってとても心強いお話しもありました。河口湖漁協は
「釣り人を楽しませよう」ということが基本にあり、日本でもこのような斬新な
考え方の漁協が増えれば、日本の内水面もずいぶん変わるのではないかと感じま
した。
5、昼食をとりながら関西PJ製作の「ニジマスの自然繁殖のビデオ」を上映し
ました。ナレーションがついていないのでわかりにくかったと思いますが、ナレ
ーションを入れて完成するまではまだ少し時間が必要です。また改めてご案内し
ます。
6、質疑応答の時間でしたが、あまりにも時間が少なく、参加した皆さんにはご
迷惑をおかけいたしました。
以上、ざっと報告いたしましたが、セミナーのない総会を単独で行うのは今回
が始めてということもあり、イマイチ盛り上がりに欠けてしまいました。また、
時間的に苦しい部分もありましたので、次回はもう少しポイントを絞り、質疑応
答の時間を多くして、もっと活発な意見交換ができるような場にしたいと思いま
す。
(報告/事務局 木住野)
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