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そのなかでも、ストライプドバスと並んで、ダントツNo.1の人気を集めているのがボーンフィッシュだ。 ソルトウォータ・フライフィッシングの巨人、かのレフティー・クレー大先生も、人生残り1回しか釣りができないとすれば ボーンフィッシュを狙ってバハマへ行く、と公言する。 |
| 上司や妻の罵りを忘れ、バハマのグレート・アバコで7日間、このボーンフィッシィングに興じた。 気楽な中年男二人の釣行記を3回にわたって、ご紹介させていただく。 |
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バハマは、無人の小島を含めると2千数百もの島々が連なる群島である。 だから、正確にはバハマ諸島というべきだろう。 正式な国名は"Commonwealth Of The Bahamas"。 この2千数百ある島のうち、人が住まう島が23ある。 そのほとんどすべての島でボーンフィシュを見つけるチャンスがあるそうだ。 しかし一般的には、ボーンフィシュを狙うフライフィシャマンは、ボーンフィシャー用宿泊パッケージのあるアンドロス、 ベリーアイランド、エルーセラ、エズーマ、ウォーカーキー、ディープウォータ・キーそしてアバコなどに集中する。 これらの有名な釣り場には、もちろんボーンフィシュがたくさんいるわけだが、人々が集まる本当の理由は、 フライフィッシングをよく知る優秀で経験豊富なガイドが沢山いて、 フロリダばりのフラットフィシング専用スキフボートを備えるところが多く、 米国人経営で、清潔で快適な部屋を備えた宿泊施設があり、 米国からのアクセスに便利で、 数え切れないほどの釣り場が豊富なうえ、 ボーンフィッシュだけでなく、場所と運さえよければパーミットやターポンもターゲットとなること、 などだ。 |
![]() 参考文献: "Bonefishing With A Fly" by Randall Kaufmann Western Fisherman's Press (1992) |
バハマの10セント硬貨のなかで2匹のボーンフィシュが泳いでいる。
It Just Keeps Getting Better| 空港には、プロレスラーのブッチャーのような体型と風貌の男がピックアップ・トラックで我々を迎えにきていた。 顔つき目つきが恐い。 およそ、観光業者の態度ではない。 レンタカー屋のコーテシーバスの運転手でももっと愛想が良い。 まー仕方ない、送り迎えの担当者にホスピタリティを求めるのは、旅行者の勝手が過ぎる。と思い直し、車に乗り込む。 このブッチャー氏、宿へ向かう道すがら、ハンドル片手にワインを飲む。 勇気を振り絞って、宿のことや、オーナーのStanley White氏のことなどを聞く。 どうも話がかみ合わない。 しばらくして、このブッチャー氏自身がStanley White氏であることが判った。 その時、今まで青く晴れていた空に、暗雲が立ち込めて雨が降り出した。 これは本当の話。 |
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| さて、このグレートアバコ島は、フロリダ州のイーストパームビーチから西に約280キロの距離。 バハマ諸島の北西の端に位置し、バハマ諸島中2番目に大きい島だ。 人口は周辺の島々をあわせて1万人ほど。 サンディポイントに至っては、数百人ほどしか暮らしていない。 ←民宿"Pete&Gay" |
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宿には、二人部屋が10室。共同のシャワー/トイレが4つのみ。 各部屋は、四畳半ほどの広さで、小さなベッドが二つ並び、スーツケースを二つひろげる余地はない。 シャワーは水圧不足で僅かな水がしたたり落ちる。 カランとシャワーの切り替えノブはもげ落ちてしまっているので、露出したボルトを片手で引きながらシャワーを使う。 トイレのタンクの水はなかなか溜まらない。 エアコンは、枕の近くで轟音を響かせる。 チェストの引き出しは、なかなか引き出せない。 日が暮れると蚊の猛攻が始まる。 深夜には犬が徒党を組み往来を闊歩し、一晩中吠えたてる。 もう言えばきりがない。 "It Just Keeps Getting Better!"とはこのことか? |
| 釣りが不調に終わった二日目の夜、友人は、 「もーええ、オレ帰るわ!」 「マイアミかキーウェストで、シャワーざんまいの休暇を過ごすほうがエエワ。」 などと言い出す。 「キーでターポン狙うのもええかな...」 我が境遇を思い、切なくなり、同意しかける。 |
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